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さとり世代がなりたいと考える職業とは? そのイメージと現実を解説

ゆとり世代と同じ年代でありながら欲を出さず堅実な生き方を望むさとり世代。10代後半から20代前半の人達がさとり世代に該当するとされていますが、そんな彼らの就きたいと考えている職業とは一体何なのでしょう? 今回はさとり世代に人気の仕事の紹介から、就活を失敗しないための自己分析について解説をしていきます。





さとり世代が憧れる仕事とは?




本稿を読んで「そもそもさとり世代って何ぞ?」と思う方も少なからずいらっしゃるかと思いますので、最初にさとり世代の概要について解説をしておきましょう。
さとり世代とは、簡単に言えば生活に必要最低限のモノ以外は欲しがらず、貯蓄意識の高いスタイルの世代を差し、名前にあるような“悟った”スタンスが特徴的。
なぜこう呼ばれるようになったかというと、理由としては“不景気の中で成長した事”と“インターネットが身近にあった事”が要因とされています。
彼らが生まれた頃から世の中は不景気の渦にあり、高度経済成長期やバブル時のような景気の良さを知らずに育ってきました。消費税も上がり物価も上がり、それなのに正規雇用に光明は差さず非正規雇用の数は増幅。少子高齢化の波も寄せては返し、高齢者の負担を未来を担う若者が過剰に背負う羽目に…。こういった背景があって、誰よりも“安定”を望むようになり、その姿が「まるで悟っているようだ」といつしか言われるようになったのです。



他にもインターネットの普及もさとり世代の人格形成に大きく影響しています。
今ではスマホにタブレットなどのマルチデバイスで手軽に膨大な情報を手に入れられるようになりましたが、インターネットに転がっている情報というのはどちらかといえばネガティブ寄りのものが多いです。人は前向きな情報よりも暗い情報を拾いやすい傾向にあり、まだ社会人経験も乏しく世の中の仕組みをその身をもって学習していない立場だと、尚更インターネットの影響を受けやすく、世の中を知ったつもりになるわけです。
不景気が生んだ世代なため、今の20代後半や30代40代の世代に比べて消費への欲求が乏しいですがその反面、モノの実用性にはこだわり、コストパフォーマンスへの意識が高めなのも特徴といえますね。



一般認識ではさとり世代の多くが20歳前後の若者。その前にあたるゆとり世代は“87年から04年に生まれ、ゆとり教育を受けた人達”を含みますが、さとり世代の場合はゆとり世代のような明確な区分が無いので、“ゆとりと年齢がそこまで変わらない”“浪費をせず、堅実な生き方をする”タイプなら誰でもさとり世代に括られる場合があります。





では、そんなさとり世代の就活生・現役学生が憧れる仕事は何なのでしょうか? 人気の仕事といっても男女によって支持される対象に違いがあり、あえてランキング形式で公表はしませんが公務員は毎年かならず上位に挙がりますね。もちろん“公務員”といっても地方公務員・国家公務員、市役所職員に警察などと職業やキャリアにバラつきがありますが、誰よりも安定を望むさとり世代にはうってつけの分野ではないでしょうか?



また、企業のビッグデータを扱いシステムの開発からテスト運用まで幅広く行うシステムエンジニアやプログラマーも人気ですね。特にさとり・ゆとり世代はネット社会で育ち、スマホやPCといった最先端テクノロジーへの造詣が深い強みを持っているので、選択肢が広いという意味でも支持されています。



他にもクリエイティブな働き方を望めるクリエイター職も憧れの対象に含まれており、特にここ数年ではソーシャルゲームの台頭やe スポーツの影響で「ゲームクリエイターになりたい」と考える人も増加傾向にありますよ。こういったクリエイター職はプログラミングなりプランニングなり専門性が求められる上に、業務遂行のためには徹夜や残業をこなせるタフさも必要。しかし社内で競争があるわけではなく、スキルさえあれば継続的に働く事は可能なので、さとり世代の特徴に合った仕事だと判断出来るでしょう。それだけでなくさとり世代は情報の取捨選択能力が高いので、ゲーム開発における企画業務や不具合処理もこなしやすいといえます。



ギャップを生まないためにも自己分析で軸を持つ




しかし憧れの気持ちが先行し過ぎ、入社した後で企業や仕事そのもののミスマッチに堪えられず早期退職してしまう人が毎年後を絶ちません。
企業選びを誤った事で招いた早期退職は貴重な新卒キャリアを失わせる以外にも、転職の際に相手企業に「この子はすぐ辞めるのではないか」と疑念を持たせてしまい、選考突破のハードルが高くなる可能性があります。
転職支援メディアでも「人材不足故に売り手市場と騒がれているが、それでも新卒(さとり・ゆとり世代)の退職者は少なくない」としており、その辞めた理由というのも“仕事内容が思っていたのと違う”“職場の雰囲気が合わなかった”“成長を見込めなかった”と様々です。



上記の退職の経緯はつまるところ、就活対策の詰めが甘かった事に起因しており、こういった就活の失敗を犯さないためには、企業毎の特徴や強み、社員が担う業務にキャリアパスなどをしっかり分析し、企業の差別化を図る必要があります。
ただ、それらを効果的に行うには事前に自己分析を徹底的に行い、自分の中で“企業選びの軸”を持つ事が前提条件となるでしょう。
「社員の成長を支援してくれる企業が良い」「産休育児に前向きな企業が良い」など、軸は人によって異なりますが、明確な企業選びの判断材料があるかどうかで、入社後のギャップで味わうダメージは変わってきますよ。



また、さとり世代は人間関係のトラブルを嫌い、常に平穏を望む傾向にあります。そのためじっくり時間を掛けて志望する業界・企業の分析や自己分析を行ったとしても、実際に新卒として働き始めた後で職場の雰囲気や上司の性格が合わないと判断し辟易してしまう恐れも…。
さとり・ゆとり世代では共通して“苦手と感じたらとことん避ける”“怒られる状況に慣れていない”という弱みを持っているので、時間に余裕があるのなら自己分析だけでなくOBOG訪問や短期インターンシップにも積極的に参加して、仕事や職場への理解を深める事を強くオススメします。



まとめ




いかがでしたか? 今回はさとり世代に人気の仕事についてお話していきましたが、憧れの気持ちだけで就活に臨んだら早期退職という悲しい末路を辿る恐れがあります。
仕事で味わうギャップは完全に無くすことは出来ませんが、入社した後で甚大な影響を及ぼさないために、自己分析でしっかり企業選びの軸を組んだ後で、インターンや就活イベントを通して自分の認識に大きなズレが無いかどうかをチェックしましょう。

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