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ワークライフバランスを重視したゆとり世代の自己PR

団塊ジュニアや就職氷河期世代と違って、プライベートと仕事の両立に強いこだわりを持つゆとり世代。現在は方々で働き方に対する見直しがなされ、残業や休日の在り方にも変化が見られます。しかし就活の時点であまり自分の希望を前面に出すのは、企業の反感を買う恐れがあるでしょう。今回はゆとり世代が重視しがちなワークライフバランスについてお話していきます。





ワークライフバランスとは?




就活を進めていく過程で誰しもが一度は聞く事になる「ワークライフバランス」。ニュースでも度々話題に挙がる事があるので、本稿を読んでいる皆さんも仕組みはそこまで知らなくても名前くらいは聞いた事があるのではないでしょうか?
ワークライフバランス、仕事とプライベートの均衡を保つ事を意味する言葉ですが、簡単に言えば“長期的に仕事をしていく中で余暇をどのように配分していくか“を考えるための概念となっております。
“仕事か生活かの取捨選択”は誤った認識であり、“生活を充実させて仕事のパフォーマンス精度を上げよう”というのが正解ですよ。
社会人でも働く目的や仕事のやりがいは人によって違い、「仕事は〇時間まで、休みは2日必要!」というのがすべての人に当てはまるとは一概に言えません。
「自分のキャリアを上げたい」「経験値を上げて成長していきたい」と考える場合は就業時間を超過してプライベートの時間を削ったり、「仕事はあくまでお金を稼ぐ手段、休息は十分に取りたい」となれば、必ず定時に帰って自分や家族と過ごす時間に充てたりするでしょう。
このようにワークライフバランスとは、無理なく仕事を継続していくために、自分の働き方を構築していく事を意味します。



近年では日本の大手・中小企業でも多種多様な人材の取り入れ、グローバル化が推し進められており、企業のために汗を流す社員の待遇が以前に比べて改善されてきております。
“過労死ライン”を明瞭にして国が各企業に危機感を持たせ、残業時間や頻度を減らすよう促したり、有給消化をしやすい環境に整えたり、スキルアップサポートや産休・育休といった福利厚生を充実させたりが挙げられますね。
日本では少子高齢化が非常に大きな課題となっており、出生率向上や児童育成の支援、介護対策もワークライフバランスを考える上で重要。
「子供を産みたい、育てたいけど今の環境じゃまず不可能…」「親の介護をしなければならないのに忙しくて時間を割けない」なんて事態を避けるためにもワークライフバランスは大きな注目を集めています。
また、来年には中小を対象とした働き方改革が施行されるので、この勢いは今後も留まる事はないでしょう。



もちろんワークライフバランスは社員それぞれのモチベーションを上げるだけでなく、企業にも大きなメリットをもたらします。
日本の企業で問題になっていた女性社員の離職率(出産や育児で復帰しづらい)や女性管理職の少なさを改善しやすくなるので、社員の定着も期待出来るでしょう。
それに売り手市場で人材の価値が高まり、企業間のアピール合戦が激化の一途を辿って、仕事に意欲的で優秀な新卒・中途をなかなか採用出来ないのも悩みの種に挙がりますが、ライフワークバランスを取り入れ“社員を大切にする”イメージを持たす事が出来れば、自ずと人材確保もしやすくなるでしょう。



ゆとり世代が気にするワークライフバランス




団塊、就職氷河期、バブル世代から「仕事にやる気を見出せない」「ステップアップや成長よりも休みを目的に就活している」など“甘ったれている”印象を持たれがちな悲しきゆとり世代。就活において彼らを対象に“入りたい企業の特徴”を調査してみても「ワークライフバランスを大切にしている企業」という声がよく聞かれますね。
こうしてみるとやはり自分のプライベートを優先しているように感じますが、実はここ数年の就活生(ゆとり世代)は不況により大手金融機関が大規模リストラに踏み切った事や、終身雇用に年功序列が終わりを迎えている事も起因し、自身の成長やキャリアアップを強く意識する傾向にあるのです。
そのため、「将来的な懸念に備えてプライベートで自身の市場価値を高めたい」と考える人が続出、ライフワークバランスが企業選びの大きなキーワードとなっています。
“ゆとり世代=自分に甘く成長意欲が無い”という認識は古いのだと理解出来ますね。
むしろ学校の推薦で悠々と就活が出来ていた上の世代の方が、就活難易度も会社に求める内容も“甘かった”といえますが。



ただ逆に上の世代では“長時間労働の尊さ”にこだわりを持つ人が多く、長時間の勤務で社員のやる気や生産性を損なわないように改善していくライフワークバランス自体に疑問を持つ場合があります。
フレックスタイム制度を導入しており、こちらが「定時なのでお先に失礼します」と帰宅準備をしていても、傍で「何で帰るんだ! 残業しろよ仕事なめてんのか」と臆面もなく話す年長者も存在しているわけです。この実態は働き方改革が進められている現在でも根深く残っていて、まだ全ての世代にライフワークバランスの理解が浸透していない事を示しています。
こういった意味でも、なかなか良いイメージの持たれづらいゆとり世代ですが、団塊ジュニアやバブル世代に比べて彼らは柔軟な働き方に対応出来るといえるでしょう。



ゆとり世代の自己PRはどう考えていくべきか




もしも社員のキャリアアップを推進し、福利厚生サービスが充実している企業に入社したいと考えるならば、自己PRは“自身の成長意欲”や“合理性”をベースにアピール内容を考えていくと良いでしょう。
先ほども語りましたが、ライフワークバランスを導入している企業では社員の価値を重んじるところが多く、生活水準の向上化や帰属意識が高い社員のスキルアップを後押ししてくれる傾向にあります。社員を大切にする事で離職率の低下はもちろん、業務の効率化に繋がり生産性が高まって利益に直結するからです。
なので“伸びしろがある”“成長に前向きな気持ちを持っている”とアピール出来たのなら相手に「この子の考えはウチの方針と合致している」と好意的に判断される可能性がありますよ。
もちろん他の似た企業でもこれは同じ事が言えるので、志望企業の優位性は志望動機の方でしっかり補完する必要があるでしょう。



またこれはゆとり教育で得た“強み”なのですが、ゆとり世代は思考力に定評がある事で知られ、物事を論理的に捉える能力が上の世代より優れているとされています。
ライフワークバランスは、つまるところ仕事とプライベートの充実のために“無駄を省く”取り組みでもあるので、ゆとり世代のロジカルな考え方は有用だといえますね。



まとめ




残業過多による社員の“うつ病”や過労死にやりがい搾取。定年による退職の数と反比例して若年層の雇用が一向に伸びない少子高齢化の影響など、国内の働き方改善にはまだまだ問題が山積みです…。しかし、ライフワークバランスの導入はこういった課題を解決する糸口になると期待されています。
未だに方々での偏見の声が色濃いゆとり世代ですが、ライフワークバランスを取り入れる企業で満足のいく社会人生活を送るために、ゆとり教育で得た特性を生かして自己PRの作成に臨みましょうね。

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