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就活で活かすことができるオタクの強みとは?

世の中にはさまざまなコンテンツやサービスが溢れています。それに比例し、ひとつの趣味に夢中になれることを世間では「オタク」と呼びますが、言葉だけ聞くと良い印象がないというのが実情です。しかし、オタクだからこそ、その特徴を周りにはない武器として好印象を与えることができます。今回は就職活動で活かせるオタクの強みについてご紹介いたします。





オタクが持っている特徴はなんだろう?




オタクの語源は1970年代まで遡ります。パソコンや漫画、アイドルなどの愛好者の一部で「お宅」と呼ばれていたことが語源と言われています。しかし、その強い嗜好性から現実と空想の区別がつかずに現実離れした言動をしてしまうことが度々メディアに取り上げられていました。そのため、昔までは「オタク=変な人が多い」というレッテルを貼られ、オタクがオタクと自称できない時代が続いてきました。しかし、そのレッテルは時代の流れと共に次第に剥がれ、近年では日本アニメやゲームへの海外ファンの急増、アニメ文化の認知度向上がオタクの悪い印象を払拭しています。それどころか、オタクの特徴を活かした職業が増えており、オタクが日本の経済の一部を回しているほどです。前置きが長くなってしまいましたが、オタクの持つ特徴や共通点をいくつかあげていきます。



趣味に全力

「趣味というのは空いた時間や心に余裕があるときに嗜む程度のもの」そう思っていませんか?もちろんそれが趣味と言うのは確かですが、オタクは趣味を生き甲斐としています。仕事をしてお金を稼ぐことも、趣味にかけるお金が欲しいからと考える方も少なくないです。プライベートで友達と外に遊びにいくよりも、自分ひとりの時間を大切にし、少しでも趣味に没頭する時間が欲しいと考えるのがオタクの特徴と言えるでしょう。



コミュニケーション能力

これはインドア派のオタクに多い傾向ですが、家の中で趣味にかける時間が長ければ長いほど、外出する機会や人と接する時間は限られてきます。そのような影響からコミュニケーションが一般的な人よりも苦手とする方が多いです。そのため、人と話すことをできるだけ避け、話さなければいけないことはできるだけ手短にしてしまうことから、周りは「オタク=口下手」と思われる傾向にあります。



インターネットへの関心

絵を描いたり、アニメ(動画)を見たり、SNSをしたりなどなど。インターネットとスマホひとつで、ほとんどのコンテンツを利用できる時代になりました。そのため、若年層のオタクは特に、インターネット関連やパソコンに関する知識量が周りとは段違いです。インターネットビジネスを積極的に行う人の中でも、20代~30代が多いと言われています。



他にも、世間的には「服がダサい」など、何かとネガティブなことを言われますが、実は一般的な人が想像するオタクの姿というのはテレビが誇張するために用意した姿に過ぎません。趣味以外にかけるお金がないために服装が似たり寄ったりになることは確かですが、自分がオタクだということをあまり公にしたくないため、服装を周りの人と合わせようとします。



オタクが持つ強みってなに?




オタクの特徴はマイナスなものばかりではありません。ここではオタクの強みをご紹介いたします。



とにかく夢中になれる

こだわりが強く、負けず嫌いな側面を持つオタクですが、これはつまり、ひとつの物事に対して熱心に取り組むことができるということです。夢中になれるということは情報収集力や知識を得ることに非常に敏感で貪欲です。この要素は特に現代のIT業界で必須スキルとされているため、オタクにしかない魅力と言えるでしょう。また、何かに対して夢中になっている姿は、意外にも人に勇気を与えているものです。



専門的な知識を持っている

自分の趣味を充実させるためには苦手な勉強も惜しまない。そういう人も中には大勢います。そのため、プログラミングスキルやイラスト制作における知識、WEBサイトを作るために必要な資格などを持っているため、新卒でも即戦力になり得るということです。また、偏った知識は良くない印象を与えがちですが、正直なところ、平凡な人よりも面白い話を聞けるところがオタクの隠れた魅力でもあります。自分の知らないことを当然のように知ってるわけですから、関わり方によっては職場の雰囲気を良好に保つファクターになるかもしれません。



真面目

仕事の出来、不出来は人それぞれですが、意外にもオタクは「仕事は仕事、趣味は趣味」と分けて考え、行動することができます。趣味にお金を目いっぱいかけたいと思う分、仕事には真面目に取り組み、ちゃんとお金を稼ごうとする人が多いため、経済力も安定した方が多い傾向にあります。理由はどうであれ、仕事に真面目になれる純粋さは、ただ働くために働く人よりも魅力的だと言えます。



就活でオタクの強みを活かす方法




上記では特徴と強みをいくつか簡単にご紹介しました。ここではオタクの強みを活かす方法などについて、まずはゲームオタクを元に、志望動機の簡単な例文をご紹介いたします。



「ゲームプレイ大会を通して、問題点と改善点を自分でメモしていき、関係者に質問したりインターネットを使って情報収集したりする癖を身に着けました。その結果、目標にしていたゲーム大会で記録を残すことができました。私の強みは物事に対する集中力と情報収集力だと思っています。ITの最新技術を常に取り入れることに積極的な御社では私の情報収集力が活かせると思い、志望いたしました。」非常に簡単な例文ですが、自分の長所を理解した上で該当企業でどう活かせるか(企業にどんなメリットがあるか)を説明できると好印象です。オタクの強みを活かすためには、オタクがオタクだと隠さないことが大事です。世間一般ではあまり良く思われていないオタクですが、企業は志望者がどんな人間であるかを最優先に見ています。オタクだからといって不採用やマイナスのイメージを抱かれることは絶対にありません。むしろ、本当の自分のことを隠す方が難しいですし、見抜かれた時に悪印象を与えてしまいます。自分自身のことをよく知るためには、自己分析は必ずした上で、どんな企業が自分に合うのかを考える時間が必要です。



まとめ




昔よりオタクを自称しやすい時代となりましたが、「年上や先輩が何かとオタクに対して偏見があった」という経験もあるかと思います。しかし、就職活動におけるオタクの特徴には他の人にはないアドバンテージがあります。毎年様々なオタクが増えている中、オタクであることを隠そうとする方も多いようです。当記事が参考になりましたら、ぜひ一度オタク要素を含めた「自分らしさ」を持って、志望動機や面接について考えてみてくださいね。

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