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IT業界に向いている人はどんなタイプ?

私達の生活とは切っても切り離せない関係にあるIT。一口でIT業界といっても開発や管理運営の分野は多種多様であり、業種職種によって必要なスキルや考え方は大きく異なります。ただ、どの仕事でも共通しているのは最先端の技術を用いて人々の暮らしに豊かさを提供し、生活の支えになってくれるということです。また、IT業界は他の業界に比べても進歩がめざましいことで知られ、成長意欲のある就活生から毎年注目を集めているのも語るに欠かせませんね。今回はそんなIT業界の解説と、どんな人に適性があるか? について説明していきましょう。





IT業界ってどんなところ?





ソフトウェアやハードウェア開発、情報通信にWebなど、冒頭でもお伝えしたようにIT業界は間口の広い世界でありますが、現代生活において、IT技術は無くてはならない存在です。普段使っているスマートフォンやパソコンの機能向上はもちろん、公共交通機関やライフラインの整備・管理でもITは使われますし、ビジネスシーンにおいてもバックオフィス業務で膨大な情報を分析・処理する際もITは大いに活用されているのです。

そういったサービスの開発や運用などを一手に引き受けているのがIT業界であり、他の業界と比較してもその成長速度は常に右肩上がりを記録しています。

ここ数年ではAI(人工知能)やRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)、家電や腕時計といったモノにインターネット技術を付与するIoT、仮想通貨の流通を助けるブロックチェーンの台頭によって、IT企業の増加そして開発を支える専門職の需要が拡大しているのも特徴的ですね。



ただIT業界は専門性が強いために従事者にはそれ相応のスキルが常に求められます。

そして労働環境によっては残業も常態化して満足のいく給与も得られないといった問題も抱えているため、需要に対して人的な供給が追いついていない状態にあるのです。

しかし、IT業界では他業種とは違ったワークスタイルを取り入れており、実力主義ゆえに開発に専念しやすく、納期を守れれば自分のペースで作業に向かい合える。

ビジネスマンのようにスーツ着用をせず私服の出勤が可能で、フレックスタイム制によってゆとりを持てたり、場合によっては在宅勤務も許されるなど、多様な働き方を実現できるのは魅力的ですね。

では、IT業界で主となる職種について以下の方で紹介していきましょう。



プログラマー


「アプリケーションプログラマネージャーー」や「組み込みプログラマー」など様々ですが、プログラミング言語を使ってシステムやアプリの構築や運用を行っていきます。

ゲーム開発や情報通信、組み込み系など働く環境によって必要になる言語は異なりますが、システムを正しく動作させ、稼働を妨げるバグを排除するために様々な言語に触れておく方が良いでしょう。



Webデザイナー


Photoshopやillustratorといった専用アプリを用いて、WebサイトのDTPを整える職種となります。特に商品紹介ページや企業のコーポレートサイトでは、グラフィック全体の完成度によって読み手に与える印象は大きく左右されるため、他の職種同様に高い専門性を求められるでしょう。

また、ただ画像処理を行うだけでなく、HTMLやCSSなどを使ってコーディングも担当するため、Web上のグラフィックスだけでなく構築に関する知識も重要になります。



SE(システム・エンジニア)


ITと聞いて真っ先にこちらを浮かべた人も多いのではないでしょうか? こちらでは設計書通りにシステムを構築・プログラミングした後、テスト工程や保守運用までを手掛けていくことになります。

他にも開発を委託したクライアントと業務に関する調整や打ち合わせを行い、互いの中立点(予算や納期などの条件)を見出して、その内容を忠実にプログラマーに伝達していく役目も担うため、プロジェクトの全体に位置する存在としておなじみです。

また、システム専門以外でも「サーバーエンジニア」「ネットワークエンジニア」といった職種もあり、設計や開発を行うにしても必要なスキルはそれぞれで違いがありますよ。



ITコンサルタント


企業と現場の橋渡し的な存在でありながら、業務改善のための提案や、それを実行に移すためにシステムを構築するなど、IT戦略における幅広い業務を担当する上級職となります。

ただ新人のうちからこちらのポジションに就くことはできず、エンジニア職で経験と実績を持った人がステップアップするのが一般的な流れになるでしょう。

クライアントと業務調整を行い、開発進捗を常に管理し、システムの開発が完了したら成果をチェックするなどが印象的ですが、クライアントの提案次第で開発フローはバラバラです。



マーケティング


「Webマーケター」とも呼ばれますが、こちらはWebサイト運営やサービスの分析などを担当する仕事です。

企業の販売戦略をWebを用いてサポートする役割であり、広報活動から市場調査、さらには販促に繋げるためのコンテンツ企画といった、Webを最大活用してマーケティングを行っていきます。

SEO対策やマーケット市場への理解といった知識はもちろん、サイトデザインの改善提案や企画力も企業の売り上げを支えるうえで求められるでしょう。



IT業界に向いている人とは?





プログラミング言語やコーディングに関する知識は各職種によってどれほど必要なのかは一概には言えませんが、IT業界では技術のみならず開発に関係する知識や言語は日進月歩で変わっていくため、どんな職種であろうと最新のトレンドや技術を学ぶ姿勢が必須となります。

もしも自己研鑽を怠れば、即座に追い抜かれてしまう恐れがあるため、業務を通して実力を身につけるだけでなく、プライベートの時間でも書籍やプログラミングについて自発的に追求できる人が向いているといえるでしょう。



また、どんなに綺麗にコードを引いて設計通りに構築を行えたとしても、プログラミング業務では往々にしてバグが生じるものです。

バグを改善できたとしても新たなバグが生まれ、納期を過ぎないよう日夜その対応に追われる形になるため、諦めず作業にあたれる根気強さも忘れてはなりません。



そしてプログラマーやエンジニアに関わらず、システムやアプリの開発は自分一人で行うものではなく、各職種が連携して動くことになるので、コミュニケーション能力は必須となります。

クライアントとの打ち合わせや作業者同士の交流に調整など、人間関係の形成が円滑な作業を可能とするので、話下手であっても積極的に相手と意思の疎通を図ることができれば適性は十分といえるでしょう。



ITに興味のあるオタク就活生がやるべきこと





今のIT業界は人材不足の影響で未経験者でも飛び込みやすく、規模が大きめで会社基盤も安定しているところならば未経験者向けで研修を行ってくれるので、「興味はあるけど経験がないから……」と諦めてしまうのは非常にもったいないです。

しかし時間的余裕があるのなら、学生生活の中で志望する企業で頻繁に使われている言語の勉強や、独自にプログラムを組む、あるいはアプリケーションを自作してみるといった試みはしておくべきでしょう。

たとえ実務経験が無くても能動的に知見を広げ、さらに成果物を生むことができれば、それだけでもポートフォリオとして選考でアピールすることが可能になりますよ。



まとめ





いかがでしたか? IT業界は常に勉強が必要であり能力が上がらなければ“どっちつかずのエンジニア・プログラマー”として扱われてしまい、年収の底上げやキャリアアップが難しくなってしまいますが、ネット技術をもって社会に貢献できる、数値や形で自分の成果が見えやすいのはITに属する人間でないと味わいにくい喜びです。

企業によってどんなタイプが求められるかは変わってきますが、興味のある方はインターンやOBOG訪問を活用して可能性を広げていきましょう!

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