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オタク就活生は自信を持とう! 面接での効果的な自己PRの伝え方

就活で必ず聞かれることになる自己PR。これは「自分の強みとなる部分を今後どう仕事に活かしていくかアピールする機会」となりますが、オタク寄りの就活生の傾向としては、この強みの部分を掘り下げることを苦手とする人が多いです。しかし、そこまで難しく考える必要はありません。学校生活やオタ活を通して培った特性を企業に宣伝するだけに過ぎないので、どんな強みもアピールの仕方次第では魅力的な要素として相手に映るはずでしょう。





オタク就活生は自分に自信を持つべき!





本題の自己PRの伝え方を解説する前に言いたいのですが、まず、オタク就活生は自分を卑下することをやめて、もっと自分に自信を持つべきです。

少子高齢化社会の影響で60歳以上の高齢者の数が増加している一方で、若年層の人口数が減少の一途を辿っている昨今。そんな状況でもオタクの人口数は若い世代を中心に年々広がりを見せています。

そうなった背景として、SNSの発展と普及によって不特定多数に向けて自分の趣味嗜好を主張する機会を得た、アニメやゲームといったエンタメがメディアに取り上げられてきたことで、オタクがアブノーマルな存在ではないと認知されてきたことが挙がります。

そのため一昔前とは違い、オタクに対してネガティブな印象を持つ人が少なくなってきているのが現状。しかし、それでも自分の世界を大事にして他者に干渉されることを嫌うタイプのオタクは、好きなものを突き詰め、得意な分野を紹介・解説する点が優れていたとしても、自分自身を売り込む行為について苦手意識を持ちがちです。



ですが、就活の場面では内定を得ることを目的に自分を良く見せる努力をしなければならず、どんな長所・強みでも自信を持ってアピールしていく必要があります。

就活準備を始めた段階だと、自己分析や企業研究を重ねて自己PRに結びつく情報を掘り下げても、「部活やサークルとかボランティアのような映りが良いものじゃないから不安」「こんなものが強みとして有効活用できるのか?」と心配になりやすいものです。

しかし、自分の持つアドバンテージへ何の自信も持てなければ、どんなに自己PRの構成に力を注いでも聞き手である面接官に自信の無さを見抜かれてしまうでしょう。

「皆違って皆良い」という言葉があるように、人が持つ強みは育ってきた環境や特性によって大きく変わるものであり、そこに優劣の差はありません。

今までオタ活に一生懸命であり、他の学生ほどの目を引く経験が無いと考える気持ちは分かりますが、他人に好きなものを紹介するときのように、自信をもって自分をプロモーションできれば必ず企業からの期待値を上げられるはずです。



オタクなりの効果的な自己PRの伝え方





では、どういう自己PRなら企業に魅力(強み)を伝えやすくなるのでしょう?

まず、自己PRは自分の性格的な特徴を前向きにアピールし、採用することで生じるメリットを企業に伝えるのが目的となります。
ただ、勘違いしてはならないのが、就活における強みと長所はニュアンスが若干異なるという点です。

強みは「自分と企業にとって有益となる要素」であって、長所はあくまで「自分が思っている自分の良い部分」を指すもの。

面接でアピールしても手応えを感じず不採用通知を受け取る羽目になってしまう就活生は、強みと長所の微妙な違いに気づけず、結果的に企業のニーズに即したアピールができていないのだと言えるでしょう。

それを踏まえて、どんな自己PRが一番効果を発揮するのかを以下で解説していきます。



企業が求めている人物像に則して長所を選択


有効的な長所を取捨選択する際に考えるべきことは、「志望する企業がどんな人物を欲しがっているのか」です。

これは説明会や企業のコーポレートサイトに記載している求人情報から知ることができますが、自己PRは企業が求める人物像を把握し、そこから逆算して強みを選んでいきましょう。

ここで間違えてはならないのが、決して企業利益を度外視した“独りよがりな強み”にしないことです。

上記でもお伝えしましたが、自己PRでの強みは企業と自身にとって有益となるものであるべきであって、いくら自分で良いと思っていても企業の業務展開や風土に適さないような強みでは、相手の納得を得ることは難しくなるでしょう。



強みを詰め込み過ぎず、一個に絞る


強みは要するに自分のアピールポイントなので、一つの主張に何個も設ける就活生の姿も見かけますが、自己PRを語るときは必ず一個の強みに絞って内容を掘り下げていきましょう。

もしも良かれと思って何個も強みを盛り込んでしまうと、アピールが冗長的になってしまうだけでなく、自己PRの説得力を損なう結果に繋がります。



オタクカルチャーを知らない人向けの情報を与える


オタクの失敗談でありがちなのが、仲間内で通じるような話をその界隈に詳しくない人物にも同じ濃度で語ってしまうこと。

就活の自己PRでは部活や課外活動以外でライブやコミケといったプライベートの取り組みを語ることもOKとされていますが、オタク文化や魅力への知識に乏しい年長者を相手にすることも非常に多いため、情報を分かりやすく噛み砕いていく必要があるでしょう。



フレームワーク:自己PRの作り方


まず、自己PRは「私には〇〇という強みがあります」というシンプルな形で結論づけてください。

就活では冒頭で「どんなことを語るつもりか」を語るのが基本となります。

話を進める前の段階で自分の強みを語れば、早いうちで相手も新卒としての資質や業務を全うするに足るポテンシャルの具合を確かめることができるでしょう。

次に、過去の経験を持ちだして自分の強みが発揮された事実を述べていきます。

「〇〇という強みを持っている」という言葉だけでは本当に使える人材かどうかを見極めることは難しいですが、その根拠として強みを発揮して成果を上げた経験を具体的に語れば、アピールがホンモノかどうかの判断を促すことが可能になるはずです。

企業としても問題に直面し、強みを駆使して解決に導いてくれる人材を欲しがっているので、ただ経験や実績をアピールすれば良いというわけではありませんよ。



また、ここでは「どんな問題・課題に直面し、自分は何を思ったのか」「理想を実現するためにどんな行動に出たのか」「自分のどんな強みを発揮して結果的にどんな成果を得ることができたのか」と、ストーリー仕立てで話しましょうね。

そして最後に、今までアピールしてきた強みを入社後でどう活かしていくつもりなのか、具体性に富んだキャリアプランを語っていきます。

ここで重要になるのは、相手に「強みを生かして活躍している自分を想像させること」です。

志望する会社や任せられる業務に希望する職種によって求められるスキルは変わっていきますが、抽象的ではなく強みと仕事を絡めて具体的な表現に落とし込むようにしてください。



まとめ





自己PRで悩むオタク就活生は多いですが、 アプリの自作やアイドルの追っかけなど、自分の趣味嗜好にまっすぐで、自己実現のために多大な努力を費やした過去であってもそれは立派な自己PRのアピールポイントになります。今回の解説を参考に、オタク就活生いやオタク新卒としてのポテンシャルの高さを大いに訴えかけていきましょう!

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