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ゲームオタクはゲーム業界に向いている? 就活で考える向き不向き

世の中にさまざまな良作を送り出し、多くのゲーマーを楽しませているゲーム業界。

「ゲーム」とひとことで語ってもその種類は多岐に亘(わた)り、据え置き機や携帯機を含むコンシューマー、スマホ・タブレットといったマルチデバイスに対応するソーシャルゲーム、PCを使ってプレイするブラウザゲーム、盤上で札や駒をメインに用いるボードゲームなどと、ジャンルごとで多彩な様相を呈しているわけです。

そんなゲーム業界ですが、一体どんなタイプが向いているのでしょうか?

本稿ではゲームオタク就活生を対象に、ゲーム業界での向き不向きについて語っていきます。





業界の向き不向きはあるのか?





特定の仕事に従事する場合、それ相応の能力が求められるものです。たとえばIT業界に関していえば、インフラや情報処理システムを開発するエンジニア・プログラマー職だと各自で業務内容はもちろん、業務を完遂するうえで必要になるスキルと考え方、さらに仕事での目的意識も変わっていきます。

高齢者の生活環境を改善・支援する介護職であっても、高齢者一人ひとりによって異なる悩みと向き合い、食事や運動などの介助のノウハウと経験が必要になるでしょう。

つまり、どんな仕事だろうと入り口としては“誰でもできるもの”ばかりであっても、継続して成果を生み出すためには専門的なスキルが欠かせなくなるわけです。



ただ、どれだけ携わる業務に関するスキルを豊富に持っていたとしても、利益や成果物といった結果を残していくには当人の能力だけでなく性格面での適性も重要になっていきます。

就活生の皆さんからしたら「職業適性」については耳に胼胝(たこ)ができるほど聞かされていることと思いますが、志望する業界(業種・職種)への向き不向きを甘く見ていると、入社後で耐えがたい苦痛を味わう場合があるでしょう。



どんな仕事でも向き不向きは存在する


内定を獲得できるかどうかは別として、新卒就活生は誰であろうと興味のある仕事を選べるチャンスが与えられます。

ただ、「憧れているからやる気さえあれば仕事も上手くいく」とは断言できないもので、自分の性格や価値観が、携わる仕事の内容や就業先の風土や方針などと相容れないものであれば、期限までに成果を出しづらくなるだけでなく、仕事そのものへの関心が失われて業務が身に入らなくなり早期退職してしまうことも考えられるでしょう。

世の中に溢れる仕事については例を出すとキリがありませんが、ジャンルとしては「営業職」「技術職」「事務職」の3つに分類できます。

自身に適正のある職種を見定め、キャリアを築いていくことが大切です。




ゲームオタクはゲーム業界に向いている?





学生時代の多くの時間をゲームに費やしてきたゲームオタクだからといって、ゲームを開発・販売する産業に向いているとは言い切れません。

というのも、ゲーム業界に希望を見出して玉砕してしまうゲームオタクの就活生のなかには、「ゲームを遊ぶことが好き」「ゲームを作るのが好き」の違いが認識不足なタイプが目立ちます。

ゲームが好きだからこそゲーム業界に挑戦する気概と姿勢は素晴らしいことであり、「好きこそ物の上手なれ」と言われるように、ポジティブな感情の有無が仕事の精度を上げる事例も珍しくありません。

ただし、趣味の時間を使って自分の好きなことに没頭できる時間と、仕事として割り切り、開発チームの一員に加わって1からゲームを作っていく時間というのは全くの別物です。



今までは、ゲームプレイにおける壁が立ちふさがったり飽きがきたら途中で放棄することが可能でしたが、仕事となればそうもいきません。嫌気が差してもプロジェクトが完遂するまで何度もトライ&エラーを繰り返すわけです。

そして、ゲームクリエイターは誰もが興味のあるジャンル・タイトル開発に着手できるわけではなく、その会社の特徴やゲーム業界のトレンドによって作業内容から目標達成の難易度までも大きく変動していきます。「プランナーだからこれだけやっておけばいい」「プログラマーは〇〇さえできればいい」とはいかず、開発の進捗次第で関係のない分野の仕事を任される場合だってあるのです。

つまり、ただプレイヤー感覚でゲーム業界に臨んでしまえば、入社後で理想と現実のギャップに苦しみやすいといえ、多くのゲームを遊んできたゲームオタクであっても、等しくゲーム業界が向いているとは断言できません。



向き不向きのカバーはできる





といっても「遊ぶのは好きでも、自分にはクリエイターとしての適性がないから……」と、早急にゲーム業界を諦める必要はありません。
ゲーム業界に向いているか向いていないかは、手段によっていくらでもカバーすることができますよ。

どうすればいいかというと、「まず独自にゲームを作ってみる」「非開発の職種を探る」「アルバイトとして勤務してみる」の3つが、向き不向きをカバーする方法として挙げられるでしょう。



自分でゲームを手掛けて可能性を探る


今では一般の人でもフリーゲームを簡単に作れるソフト・アプリが整っており、入社前からゲーム開発の知見を広げることは可能です。

入社してから開発に関わり、就活した後で「なんか違うな、つまらないな」と感じてしまうのは時間的にも非常にもったいない。

まずは自分で簡単なゲームを作ってみて、そこでやりがいや面白さを見出していくことをオススメします。



ゲーム開発を支える裏方業務にも目を向ける


次の“非開発の職種”についてですが、ゲーム会社といっても勤める誰もがゲームクリエイターというわけではありません。

一般的な業種に比べて働き方が特徴的な世界ではありますが、完成したゲームを店舗やネット上のマーケットに流通させるには、営業や広報、さらに事務職などといった数々の職種があって成り立つものです。

開発には直接的に関わることのない彼らも、ゲーム業界に属する以上はクリエイター達に負けないくらいゲームに熱い気持ちを持っています。

もしもプログラマーやグラフィッカーなど、ゲームを開発する仕事に不向きを感じているならば、裏方であるこれら職種に注目してみるのもいいかもしれませんね。



働いてみて得手不得手を体系的に理解する


そして最後の“アルバイト”。正直、丸裸の状態からゲーム業界で働くならば、これが最も手っ取り早い手段といえるでしょう。

アルバイトにどんな仕事を任せるかは、採用を決める企業の規模や現在進めているプロジェクトによって異なりますが、テストプレイでゲームのバグやミスを発見・報告するデバッカー業務や、メインプログラマーをアシストする業務であればそこまで難しいことを要求されません。

それにアルバイトならば未経験でも募集してくれる企業も多く、アルバイトとして入って業務を通じて開発を学び、数年経過したのちに正社員に登用されたケースも往々にしてよくあります。

新卒としての枠は失われてしまいますが、雇用形態にこだわりがないならば、アルバイトで向き不向きを確かめてみるのもいいのではないでしょうか?



まとめ



いかがでしたか? ゲームオタクとしての実績や知識の多さで、ゲーム業界に勝負をかける就活生は大勢いますが、遊ぶだけでなく作ることにも情熱が向かなければ成功することは難しいでしょう。

しかし、たとえゲームを開発する道に可能性を見出せなかったとしても、クリエイターを支援する職種も存在するため、適性が無いと諦めず「自分には何ができるのか」を徹底的に掘り下げてみてくださいね。

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