
文系のオタク就活生の就職にオススメしたい業界3選をご紹介
大学には大きく「理系」と「文系」の二つの学部に分かれますが、文系学生の中には「就活シーンでは文系は不利だ」と、耳にしたことが一度はあるはずです。
また、趣味に多くの時間を割いてきたオタク就活生も、就活シーンにおいて自分をアピールするのに苦労するなど、文系とオタクを兼ね備えたいわゆる文系オタクは二重苦に...なんて場合もあるはずです。
そこで今回は、文系が不利だと言われる原因の解説や、文系オタク就活生におすすめしたいおすすめの業界を5選紹介します。
なぜ理系と文系によって就活の有利不利が分かれるのか、文系の就職先は本当に限られているのでしょうか。
ここでは理系と文系の特徴から、就活における有利不利を見ていきましょう。
文系は、学校で学ぶ内容と希望業界の仕事内容が一致する必要はないという特徴があります。ですので、実は文系の就職先の選択肢は広く、コミュニケーションも理系より得意とする学生が多いです。
コミュニケーションを活かして、ポテンシャル採用をしてもらう学生もいれば、営業職、事務職などを目指す就活生が多いようです。
コミュ力もある、就職先も広いとなれば「文系最強」と思われるかもしれませんが、あくまで選択肢が広いのは「一般職」に限った話です。ITや製造系の専門的な業界になってくると、学校で学んだ知識を活かせる理系の方が有利に立ち回れる場合があります。
前述の通り、理系の場合は学校で学んだ内容が、希望企業の仕事内容に活かせる、就活で有利に立ち回れることがメリットと言えます。就活イベントの中には、理系限定の説明会などを実施する企業があります。
また、一般職である以上、理系学生が文系企業に就職しても、特に不利になることがありません。
学校で学んだ知識を活かして「自分にしかできない」をアピールしやすい理系は、文系よりも有利に立ち回りやすいと言えます。
以上が文系と理系の特徴ですが、一見するとやはり理系の方が有利のように見えますよね。
しかし、実際のところ理系と文系の最終的な就職率は約1.0%しか変わってないと言われており、この差を大きいとするか小さいとするかは、就活生それぞれと言えます。
理系と文系の違いは「学校で学ぶ内容」だけですので、自分自身が将来どの企業に就くかで有利不利は人によって変わると言えます。
ですが、冒頭で触れた通り、コミュ力も苦手意識のあるオタク×文系の就活生にとっては更に不利と感じることがあるでしょう。
ですが、ご安心ください。文系オタク就活生の方にもおすすめの業界があります。
ここでは、文系のオタク就活生におすすめしたい業界を5選ご紹介します。
文系に人気の業界の一つとして、金融関係の業界が挙げられます。
金融業界と言っても、地方銀行やメガバンクの他にも、生命保険といった保険会社も金融機関に含まれます。お金に携わる以上、数字に強い理系が有利に思えるかもしれませんが、金融業界は一般職よりも法律に関する知識に強くなければいけません。文系では法学部という、法律について詳しく学べる学部があるため、理系より少しでも有利になることは間違いないでしょう。また、福利厚生も給与面も申し分ないので、趣味に沢山をお金を掛けるオタクにはとても魅力的のはずです。
理系の方が有利になりやすいと言っておいて、ここで紹介するのもどうかと思うかもしれません。しかし、文系の中にだってゲームやパソコンが好きな方も多いのではないでしょうか。
また、IT・ゲーム業界などは、急発展によって最新の技術を使える人材育成が追い付いていない、そもそも専門職でコンテンツを作るスタッフの数が足りないという状況に陥っています。また、人手不足の影響で一人当たりの業務量と残業時間が増えており、その結果退職する人が多く、更に過酷な労働環境になりつつあります。
ですが、近年ではそんな負の連鎖を断つべく、新卒未経験の就活生でも積極的に採用し、職場環境をしっかりと見つめ直してる企業が増えています。文系というだけで諦める前に、是非、一度チャレンジしてみては?
メディアと大きな括りにしてしまうと、テレビ関連から記事編集者など、数多くの職種が存在しますが、「特定のことに集中的に取り組む・探求心を持つ」オタクにとって、意外にもメディア業界は向いている人が多いんです。また、メディア関連には情報を文字にしなければならないため、文章力が求められる業界は、文系は強いと言えます。
もちろん、少なからずコミュニケーションも求められますから、興味のある方は業界研究をしてみてもいいかもしれません。
今回は珍しくも意外に多い「文系×オタク」の就活についてご紹介しました。
文系が不利とする業界があるように、理系が不利とする業界はあり、最終的には個人の能力やポテンシャルによって採用の合否は変わります。
おすすめした業界はほんの一部ですが、興味のある業界を見つけたら、「どうせ文系だから...」と諦めてしまう前に、業界(企業)研究をしてみると、企業が求める人材と自分がマッチするかもしれませんよ。