1. ホーム
  2. コラム
  3. ゲーム業界で就職した人が必ず言われた面接内容

コラム

ゲーム業界で就職した人が必ず言われた面接内容

志望する業種によって面接の仕組みや質疑応答に変化が生じるものです。今回の記事ではゲーム業界を志す就活生向けに、志望動機からキャリアビジョンに関する回答の仕方やポイントについてご紹介しますね。選んだ企業毎に特徴や強みは変わってくるので、決して“使い回し”はせずゲーマー社員の心を打つような内容を考えてみましょう。





志望動機を教えてください





面接が始まって早い段階で聞かれる志望動機。自分の仕事への熱意や該当企業への入社意欲をアピールするための場面ですが、ゲーム企業は他の業種と同じく企業によって歴史や規模はもちろん、ハード・ソフト等の扱う商品やターゲット層なども大きく異なります。また、ゲーム自体も数や種類は星の数ほどあり、誰しも子供の頃は何度も遊んだ経験がある事でしょう。ゲーム業界を志望する学生は毎年数多く存在し、誰もがゲームに対し並々ならぬ情熱を抱いています。
しかしただ単純に「ゲームで遊ぶのが好き・得意だから働きたい」では通用しないのが志望動機を考える上で厄介なところ。
志望動機が不十分だったり説得力に欠ける内容になってしまわないようにするには、まず本格的に書き出す前に自己分析を徹底的に行うのが大前提です。



自己分析で憧れを強固なものに


自己分析は自分の好きな事や長所短所を明確化するために必要な作業。過去のエピソードを掘り起こしていく事で志望動機のインパクトが変わってきます。志望動機で躓きがちな学生は多くの場合、この自己分析が十分に行われていません。どんな些細な光景でも貪欲に拾っていけば必ず自分の志望度に結びつける事が出来るはず。特にゲームという子供にとって密接な関係にある代物なら尚更でしょう。ゲームを遊んできて自分が何を感じたか、精神の成長や人間関係に一体どんな影響が及んだのかなど、ただ遊んだ記憶だけでなく「なぜゲーム業界で働きたいと思ったのか?」というそもそもの疑問に関連する要素を、出来るだけ多く思い出してみましょうね。



自分の適性に合った職種選び


そして実際に志望動機を考えてみるわけですが、自己分析で浮き彫りになった情報を基に「自分がゲーム業界でどんな職種に就きたいのか」を考えましょう。据え置き機や携帯機だけでなくソシャゲの台頭やVR技術の著しい進歩で、今でも市場拡大と成長を続けているゲーム業界。アクションやシューティング、アドベンチャーやサウンドノベルなどジャンルや魅力は異なっていきますが、そういったゲームを生産・品質向上させるための職種達もゲーム業界を語る上で欠かせません。
作品の企画からプレゼンに仕様書の作成、そしてゲーム制作にも関わるゲームプランナー。その仕様書を基にUnityやMAYAなどのソフトを用いて、作品の骨組みを形成していくプログラマー。作品の顔となるキャラクターデザインや背景を作り出しゲームに彩りを与えるデザイナー。こういったクリエイター・エンジニア達を統括するプロデューサーなど。言うまでもありませんが、自分がどんな職種や働き方を望むかで志望動機は違ってきますよ。



職種別の志望動機のポイントを紹介】


ここからはゲーム業界に生きる各職種を対象にした、志望動機作成時のポイントを記載していきます。自分の気持ちや望む働きがハッキリしても、実際どういう形式で書いていけばいいのか分からないと意味がありません。以下のポイントを参考に、自分なりのベストな志望動機を考えてみてくださいね。


ちなみにゲームプロデューサーはキャリアを重ねてこそ実現出来る職種なので、ここではあえて割愛させていただきます。



「ゲームプランナー」



プランナーはヒット作品を世に送り出すきっかけとなる存在ですが、大手のゲーム系企業でも採用枠は意外と少ないので毎年高倍率の職種となっています。


志望動機の考え方としては「ゲームが好き」という気持ちを含ませるのは当然として、その気持ちを一歩二歩飛躍させた内容に落とし込む事が大事ですよ。


近年のゲーム事業ではソシャゲ部門に力を注ぐ企業が増加しており、“ゲームの面白さ”から“いかに収益に繋げられるか”を重要視する流れにシフトしたといえます。一過性の爆発力ではなく数年単位でサービスを維持するための持続性もプランナーの手腕次第。


なので「〇〇社(志望企業)の好きなソフトやサービスに貢献するために、自分の強みを具体的にどう活かしていきたいか」を念頭に置くと動機も纏まりやすくなるはずです。



「ゲームプログラマー」



プログラミング言語を用いてゲームプログラムを構築、それが仕様書通りに動作するかをチェックするなど、開発での大黒柱的な役割を担っています。こちらを志望するのはゲームに興味のある人だけでなく、学生時代に培った能力・経験を活かしたいと考えるエンジニアタイプも多いですね。


ゲームの世界観やシステムに感動して「自分も作ってみたい」と考えるでしょうが、その“感動”をどう業務に活かすつもりか。他の企業じゃ考えられない理由は何かを掘り起こしていきましょう。



「ゲームデザイナー」




自分が思い描く世界観や個性豊かなキャラクター達を実際に“形”に出来るデザイナー職は、美術系を専攻した学生やイラストレーター経験のある人が集中しやすいです。ただほとんどの企業では他の職種のように積極的に新卒採用を行ってはおらず、逆に中途採用が多いので最初はアルバイトからスタートする流れがベターとなっております。言うまでもなくデザインを主に手掛けていくのでセンスや表現力が重要です。志望動機を練る際は「なぜ自分のデザインに関する能力をこの企業で活かしていきたいのか」を考えましょう。その企業が生み出してきた作品のテイストや、プレイして感じた自分の気持ちをリンクさせると、動機そのものの説得力が増します。



「ゲームシナリオライター」



その名の通り、新作ゲームのシナリオ(台本)や既存タイトルの規模拡大などを手掛ける職種です。プランナーやプロデューサーと共に企画段階から携わる事も珍しくありません。ユーザーが購入したゲームが“面白いか”“感動出来るか”はシナリオライターの発想力にかかっているので、責任は大きくなりますがその分やりごたえは抜群といえますね。


「自分の想像力やアイデアをゲーム作りに活かしたい」という気持ちは大事ですが、志望企業の事例を引き合いに出して「〇〇ジャンルに強い企業だからこそ自分の考え方が反映しやすいのでは」と考えるようにしましょう。



あなたはこの会社で何が出来る?





勘違いしてはいけないのが“何がしたいか”ではなく“何が出来るのか”を考えなくてはいけない点。プログラムだったりデッサン力だったりと、各職種によって求められる能力は変わっていきますが、実際に働き始めるとその職種に合致したスキルさえあればいいわけではありません。
たとえば学生時代からプライベートでアプリ開発に関わっていて、プログラミングへの知見や市場の人気傾向を“ある程度”掴めるレベルに達していたとしましょう。ですが仕事に直結するスキルはあっても社内外の人間と円滑にコミュニケーションが取れなかったら、職人としては優秀でも社会人としては失格です。



特にゲーム業界では大手中小にかかわらず、一つのプロジェクトに複数人が協力して業務に当たる事になります。仕様の変更や打ち合わせが必要になったらその都度チームで話し合い、問題解決に向けて意見を出し合う。しかし「PCを扱うのは得意だけど人と接するのは嫌だ」と他のクリエイター達との繋がりを蔑ろにしてしまうと、最悪の場合は作品のクオリティーに大きく影響します。


就活における面接は志望度や能力(実務能力の有無)を確かめるだけでなく、その人が「組織に属しても問題無くやっていける人物か」の人柄を見極める場でもあります。なのでこの質問が投げかけられたのならば、仕事に活かせる自分のスペックの高さをアピールするだけでなく、持ち前の性格や考え方を人間関係にもどう活かしたいかも訴えかけましょう。



今後の将来の夢や目標を教えてください



ここでは自己分析と業界・企業研究で導き出された自分のキャリアビジョンから理想的な働き方、現状で目標にしている人物や能力を語っていきます。ゲーム業界は他の業種に比べるとまだ歴史が浅く、70年代のアーケードの始まりから現在のコンシューマー・アプリゲームの進化まで約40年ちょっとしか経過していません。そしてゲーム開発を通し“楽しい空間を提示出来る”というやりがいがありますが、納期による追い込みや多大な作業密度で泊まり込みや残業過多も多くなり、心身共にボロボロになる可能性も覚悟しなければならないというシビアな部分も目立ちます。そんな“特殊”な環境に身を置くと、当初描いていた将来像や目標はブレやすくなるもの…。



ゲーム業界の面接官がこれを聞くのは、こういった業界特有のツラさ厳しさを身をもって理解しているからであり、確固たるキャリアビジョンや目標を聞く事で「この子はしっかりしているし大丈夫かもしれない」と安心したい気持ちも含まれています。


もちろん「将来的には〇〇のポジションに就きたい」「現在も続く〇〇シリーズを今以上に盛り上げたい」と考えるのも良いですが「自分の仕事だけでなく企業や業界全体をどう活性化させたいか」を話すのも、好印象に繋がりやすくなりますよ。



まとめ





いかがでしたか? 質問の内容は同じでも業界によってそこに含まれる意図は変わっていきます。特にゲーム業界は学生やゲーマーに人気の職種ばかりですが、人の出入りも激しめで業務カロリーもなかなかです。そういった厳しい面も覚悟しつつ、自分がゲーム業界で活躍するためにどういうマインドで臨むつもりかを志望動機で訴えかけましょう。
この記事をシェアする
  • Twitter
  • facebook
  • はてぶ
  • LINE
一覧ページに戻る