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必読! ゲームプログラマーを目指す文系学生へアドバイス

“プログラミング”や“コーディング”と聞くと、どうしても理系の専門分野のように感じてしまいがち。しかしIT・Web業界では意外にも文系学生の採用数が増加傾向にあり、ゲーム業界に生きるプログラマーも文系出身者が含まれます。本稿を読んでいる文系学生の中には「全くの未経験なのにゲームプログラマーになる事は可能なのか?」と疑問に思っている人もいる事でしょう。今回はその気持ちに応え、ゲームプログラマー志望の学生の不安を解消致します。





文系学生でもプログラマーになれる





記事の冒頭でも触れましたが、たとえITに関する知識や経験が疎い文系学生でも、新卒としてゲームプログラマーになる事は可能です。そもそも“プログラマー”という職業に難関なイメージを抱いてしまっている理由は何でしょうか? おそらく多くの人が考える要素では「数多のツールを理解し用いなければならない」「数字に強くなければプログラムを体系的に学べない」などが浮かぶ事でしょう。学生時代に情報系に属していた人ならばカリキュラムにプログラミングが組まれているはずなので、開発言語やコード引きについての知識量は文系とは大違い。逆に文系の場合はそういった技術に関わる機会がまず無いので、ウィークポイントのように感じてしまうのは当然といえば当然。ですが、現在だと初心者・未経験者向けのプログラミング教材やスクールが豊富に登場しているので、必死に覚える姿勢さえあれば文系でも問題無くプログラムを組む事が可能ですよ。


ゲーム業界を志す就活生やゲームとは全く関係の無い職種だった転職希望者でも、全く未経験の状態から一から学習し、選考を進めていく段階で既にいくつかのアプリ・ゲームを作る事が出来たなんて人もいるくらいですし。





そもそも、ゲームとは違った開発の面でも現在進行形で活躍している文系プログラマーは数多く存在します。むしろ一昔前とは違って現在のプログラミング言語は進化しているので、コンピューター内部情報への深い理解や計算を必要としないので、アプリ開発におけるプログラミングでも理系と文系で生じる壁はそこまで高くないと言っていいでしょう。


ゲームプログラマーでも文系はいない事は無いですが、一般的なアプリ開発と違って多少の数学の応用が求められるので、大体7割ほどが理系で3割が文系という割合になっています。


もちろん、プログラミングはつまるところ合理性の塊なので、組むためには論理的に物事を捉えられる視点が求められます。「実行したい動作はどういう感じなのか」「その目的に行き着くためにどんな手順を踏めばいいのか」など。こういった基礎的な能力は必要でも、AI開発のように高度な水準を要求しているわけではないのでご安心ください。



プログラマー志望の文系学生の不安の解消法





「ゲーム開発に興味はあってもプログラミングなんてした事無い…」。こう思ってゲームプログラマーの道を諦めて別分野に進む新卒の姿も多く見かけますが、じっくり時間を掛けて学習すれば誰でもプログラマーデビューを果たす事が出来ますよ。全くプログラミング・コーディングの知識が無いという人は最初にプログラミング言語の勉強から始めてみましょう。人によって「ゲームプログラマーとしてどんな分野で活躍したいか」の希望は違ってきますが、それに伴い現場で求められる知識も変化していきます。家庭用ゲームの開発ならばC++やC#、ソーシャルゲームメインならばJAVAやRubyなど。初心者の内から全ての情報を吸収しようとするとパンクしてしまい、プログラマーになる事の気持ちも冷めてしまう可能性があるので、無理をしないようペース配分を決めて取り組みましょう。



主に学習の道筋としては「独学」「スクール・専門学校」が浮かびますね(大学はあえて省きます)。独学では書籍やオンライン講座がほとんど。近年ではプログラミングを学べるWebサービスも充実しており活用する方も多いですね。もちろん有料無料で質が異なりますが。ただスケジュールや勉強量などが自分の裁量次第で決められる分、講師がいるわけではないので内容の理解に困った時助けてくれる人は存在しません。教材はあっても身近でアドバイスをくれる人がいないというのは意外とツラいもので、一度躓いてしまったら勉強のモチベーション維持も難しくなります。



次がスクール・専門学校ですがプロを介して長期的に学べる分、決して安くない費用が掛かるのはネックですね。ですが独学に比べてより実践的なスキルを学べるだけでなく、同じプログラマー志望者との繋がりを持てるので、自身のやる気を保ちやすくなります。専門学校(ゲーム系専門学校)では2、3年の在籍期間で専攻に沿った学習を無駄なく吸収出来ますが、やはり入学や学習に掛かる金額は高めで、社会人だと時間の都合が合わないというデメリットが含まれます。逆にプログラミングを専門的に学べる民間スクールでは、忙しい社会人でも通いやすいだけでなく数ヶ月で言語を覚えられます。しかしこちらはあくまで“プログラミングに関する勉強”がメインであり、ゲーム開発にまつわるノウハウを得る事が出来ないので、どちらを選択するかは個人のライフスタイルと相談して考えましょう。



文系学生の強みになるもの





最後になりますが、ここからは文系プログラマーの強みについて解説していきますね。前述では「ゲーム開発では数学の知識が多少必要になる」と話しましたが、だからといって文系のプログラマー志望者が就活で不利になるなんて事はありません。仕事先や自分の役割によって必要な知識・経験は全く違ってきますし、繰り返しになりますが真面目に学習すればプログラミングはそこまで難しいものではなくなるので、本気で就きたいと考えるなら「文系だから…理系が有利そうだから」なんて発想は捨て去りましょう。


そしてゲーム業界や別業種のWeb関係でも、近年では初心者も学習しやすいように開発の環境が整ってきているので、尚の事“敷居が高い”と思いこまないように。むしろゲーム業界は職種問わず人材不足に悩まされており、経験者優遇・未経験者歓迎の募集も目立つようになってきました。これだけ見ても開発に関する文系理系の差はあまり無いと思われます。



少し話が逸れてしまい申し訳ありません。では「文系の強みとは何か?」ですが“プログラミング・コーディング以外でも活躍出来る”が挙げられます。理系の場合、昔からがっつりプログラミングをして数式にも強いという特徴があっても、逆に“それ以外の能力に期待を持ちづらい”というデメリットが浮かび上がります。コードを書くだけだったら理系だけじゃなく経験を積んだ文系でも任せられますからね。文系ですと最初は未経験故に新しい事の連続で戸惑うかもしれませんが、仕事やプライベート学習を通じて成長は見込めるので、長い目で見れば大きな問題は生じません。それにゲーム開発ではスタッフのマネジメントも重要になり、文系だと比較的その能力を伸ばしやすいのです。



他にも、文系理系の人に共通して必要になるのが高いコミュニケーション能力。ゲーム制作の現場ではプログラマーだけでも5~6人、他の職種も複数の部門に分かれて開発に取り組み、企画や仕様に関する打ち合わせで相手の意見を聞いたり自分の考えを話す機会も普通にあります。


その際に相手に一方的な主張をしたり他の職種との繋がりを蔑ろにするような言動を取ってしまえば信用を損なうだけでなく、プロジェクトの進捗にも影響を及ぼしてしまうでしょう。


ゲームプログラマーとして社会人として恥ずかしい思いをしないよう、コミュニケーション能力の向上を図っておいてくださいね。



まとめ





昨今のゲーム開発環境では未経験の文系でも学びやすい土壌に仕上がっております。難関なイメージのあるプログラミングも、JAVAやPHPといった種類や仕組み、そして現場で求められる水準が掴めれば、たとえ文系でもプロのゲームプログラマーとして活躍出来ますよ。ゲームプログラマーを本気で目指したいならば、コンシューマーやソーシャルゲームなど「どの分野で頑張りたいか」を見定め、それから「今の自分に足りないものは何か?」を分析するところから始めてみましょう。
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