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ゲームプログラマーに就職! 面接を突破するコツ

ゲームプログラマーは自分の専門性を発揮しやすく、丁寧なコーディングやゲームへの理解力がそのまま作品の評価に直結するので、のしかかる責任は大きいですが達成感は絶大。昨今の就活事情では、ゲーム業界を志望する就活生の姿も増加の一途を辿っており、選考の対策が半端では他のライバルの姿に埋もれてしまいますよ。今回はゲームプログラマー志望者向けに、面接を突破するコツを解説していきましょう。





ゲームプログラマーの面接で必要なもの




まず本題に移る前に、ゲーム業界での就活についてお話していきましょうか。近年のゲーム業界はソーシャルゲーム(以下:ソシャゲ)の台頭と爆発的な普及率、そして止まぬ需要と供給によって成長速度が右肩上がり。それが影響してコンシューマや遊技機以外、ソシャゲのタイトル開発から運営までを行う企業の数も増加していきました。今までソフト・ハード開発がメインだった企業も、従来の事業と並行して新たにソシャゲ界隈に参入…なんて話もよく聞かれますね。
もちろん、コンシューマも負けてはいません。“手軽に楽しめる”がコンセプトのソシャゲとは違う魅力を持つコンシューマでは、据え置き機ならではの遊び方の追求(進化ともいえる)が印象的です。その代表的な例が任天堂が出したニンテンドー switchでしょう。Wii Uなど既存ハードのコンセプトを踏襲、尚且つ“携帯機”としても活用でき、グラフィック面の強化からマルチで十分な遊びを実現出来る機能性が多くのゲーマー達の心を鷲掴みにしました。SONYが提供するPS4でも、3年前にお披露目となったVRに対応出来るプラットフォームとして、今後も近未来的な遊びが期待されていますし、次世代機であるPS5の存在もチラついています。



こういった背景で、まだまだゲーム業界は将来性が期待出来る娯楽産業だといえるわけです。
そのため、デジタルネイティブな若いゲームクリエイター志望者や、社会人経験を積んだ後にゲームの魅力に“とりつかれた”キャリア持ち達のゲーム業界デビュー数も上がっています。
しかし他の業種に比べると、まだまだゲーム開発に従事する人口数は低め。それに少子高齢化の寄せては返す波によって、今後ゲームクリエイターの数は減っていくとも…。
そんなゲーム業界に就活する場合、よく方々で「ゲーム業界は選考ハードル高すぎ」「無理ゲー」と囁かれがちです。大手の一部上場なゲーム系企業だとハッキリ言って「未経験者には厳しい」。
しかし業界入りするために“場所を選ばなければ”経験無しでもチャンスはありますよ。
最初でも触れましたが、ここ数年でソシャゲを専門に扱う企業は続々と現れるようになりました。
そのため事業拡大に伴い、“経験者優遇”であっても今まで全くプログラミングに触れてこなかった人も積極的に採用し、クリエイターとして成長出来るよう教育制度も徹底する場所も増えてきたのです。もちろん、場所によっては「経験者のみで即戦力が欲しい」とする企業も含まれますが、未経験でゲーム系企業に入りたい場合、ソシャゲ界隈にも目を向けておくと良いでしょう。



ゲーム系企業の面接官


そして、ゲーム系企業で面接を受け持つのは主に“人事担当者”“現場のクリエイター”“経営陣”です。面接官の立場によって就活生を評価するポイントも違いますので、ここで解説していきます。
人事担当者では、社会人としての能力を判断します。組織に身を置く者としてビジネスマナーが欠けていないか? 社風やルールに適していて理解があり、無理なく自社で働いてくれる人材かどうかを確認します。まぁ“面接選考のセオリー通り”ですね。
次に現場のクリエイターですが、言うまでもなく彼らは面接に慣れているわけではないので多少“崩れた空気感”になると思いますが決して油断しないように。人事担当者からの情報を基にクリエイター目線で更に適性を掘り下げられますよ。
「どんなゲームが好きか」「触ったゲームで印象にあるものは?」「一番気に入っているシステムは?」「現状のゲーム業界をどう思うか?」など、ゲーマーとしての会話が続いたかと思えば、「クリエイターとして何が出来る? 何が得意?」「今までどんなソフトを触った? 何を作ったか?」という仕事に直結する内容も聞かれるでしょう。
最後の経営陣、要するに「役員面接」ですね。ここでは今までの面接で聞かれた事を掘り下げる事になりますが、他にも「企業にどう貢献していきたいか?」「この会社のどこに惹かれた? 他じゃダメな理由は?」「どんなクリエイターになりたい?」という経営の手綱を持つ者の目線で判断されます。



面接で必要になるポートフォリオ


ゲーム業界の選考に挑むのなら履歴書やESだけでは不十分です。ゲーム開発はつまるところ“職人芸”であり、履歴書などに記載する熱意や希望がホンモノでも、いざ働き出した後で「適性も無く興味も薄れました」だと現場は混乱します。それに各スキルも習得には時間が掛かりますし、「応募してきた就活生は何が得意で何をしたいか」を掴めないと、どんな業務を任せるべきなのかイメージ出来ません。
そういったミスマッチを避け、応募者の能力を視覚的に判断するためにも、ゲーム業界の就活ではポートフォリオ(成果物)が必要不可欠になります。



また、言うまでも無くプランナー、デザイナー、プログラマーで準備するポートフォリオの中身はバラバラ。プランナー志望では独自に考えた新規タイトルの企画書。デザイナーならばキャラクターデザインやデッサン、風景画などの2D・3Dデザイン。プログラマーなら自分で作ったアプリゲームからコードなど。専門学校やプライベートで作成してきた“実績”を提出するわけです。
どんな内容にするか、ページ数やレイアウトの“魅せ方”はどう工夫するかは指定が無い限り自由。
ただゲーム開発未経験者でも漏れなくポートフォリオの提出を求められるので、作成に慣れていない分、じっくり準備に時間を掛けましょう。



ゲーム系企業の面接で何をアピールするべきか?




一般的な仕事の取り組み方と比べ、クリエイティブな働きを期待出来るゲーム業界ですが、面接においては“自分のスキルを前面に誇示すればいい”というわけではありません。
たとえゲームプログラマーとしての実力が保証でき、マルチタスクにも対応出来るような人材だったとしても、自分本位に動いて組織の調和を乱し、他者との繋がりを蔑ろにするタイプだったら「一緒に働きたい」なんて思いませんよね。
数年前に某メディアで「就活生に求める事は何か?」というアンケート調査を大手中小(ゲーム業界以外の企業)を対象に行ったところ、数多くの企業が第一に“コミュニケーション能力”を挙げました。



もちろんこれはゲーム系企業でも同じ。特にゲーム開発は各セクションで区切られて行われていきますが、プログラマーだろうとデザイナーだろうと必ずチームを組んで業務にあたります。
つまりチームの一員として協力し合う姿勢がゲーム開発では重要なのです。
それだけでなく、たとえプログラマーでもプランナーから提案された仕様に対して意見を述べることや、条件の見直しを図る場面も往々にしてよくあります。また、ソシャゲ企業ではリリース後のコンテンツ拡張や問題処理について、プランナーと共に企画に参加する機会も多いです。
そんな場面で変に我を通して現場の空気を著しく乱したり、円滑なやり取りが出来ないせいで開発にまつわる情報に齟齬が発生したりしないために、ゲーム系企業の選考では“高いコミュニケーション能力のアピール”が突破のカギになりますよ!



まとめ




「働く事が難しい」と言われているゲーム系企業。ですが“普通の就活”のように行きたい業界・企業の分析を徹底し、尚且つ自分の適性や社会人として必須のマナーを再確認出来れば、必ずゲームに対するその熱意を買ってくれる場所に巡り合えるはずです。ゲームクリエイターの正社員雇用も、ソシャゲ企業の増加で期待を持てるようになり、そして来年には働き方改革が中小企業でも適用されるので、過酷気味な働き方がどう改善されていくかにも注目しましょうね。

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