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コラム

ずっと夢だったゲームを作りたい! 憧れのゲーム業界に転職するには?

子供の頃から慣れ親しんでいたゲームを大人になって実際に作ってみる。ゲーム好きなら一度は夢見た光景ではないでしょうか? しかし多くの場合は就活の時に別の分野に進んでいき、過去に描いていたロマンを手放してしまうもの。しかし他の業種と同じように、ゲーム業界は熱意とスキルさえ備わっていれば、いくらでも転職出来る可能性を秘めています。






ゲーム業界へ転職する事は出来るのか?





サービス業や飲食業とは違い特殊な存在に思えるゲーム業界。店頭やコマーシャル、ネット広告で商品そのものを見かける事はあって、アイデアを出してそれを形にしている人達を認知する機会は稀なので、業界入りの憧れはあっても「どうすればゲームに携われるのか?」「どういう人達が働いていて、業界の雰囲気はどんな感じか」を中々イメージ出来ないものです。


現在はコンシューマー(携帯型・据え置き型)よりもスマホやタブレットで時間・場所を選ばず楽しめるソーシャルゲーム(以下:ソシャゲ)が主流となり、たった一つの作品がリリースから数年経っても廃りの気配を見せず、国内DL数だけでも数百万~数千万以上を記録するほどの盛り上がりを見せています。



しかしゲーム業界は他業種に比べても抜きん出て“売り上げ”がシビアとなる世界。前述のようなヒット例もあれば、逆にコンテンツの仕様や認知度が一般ユーザーやコアなゲーマーに支持されないと、多大な融資と開発コストを消費したにもかかわらず途端にサービス終了する事もよくあります。


それに一昔前のゲーム環境とは異なり、昨今のプラットフォームはオンラインプレイが定石。“ちょっとした不具合”があるとユーザー数の減少や有料コンテンツの売り上げに大きく影響を及ぼしてしまうので、事あるごとにメンテナンスやアップデートを実施しなければならず、ゲーム開発に関わる人達は時間と体力を大幅に削られてしまうでしょう。これはゲームに限らず、インフラ整備やIT系に従事するエンジニアにも同じ事が言えるわけですが…。



しかしそういったマイナスの面は含まれますが、自分の手掛けた・関係した作品がソフトであろうとデータの一部だろうと“世に広まって多くの人を楽しませる事が出来る”のはクリエイター冥利に尽きると言えますね。それによしんば大ヒットさえすれば、作品が愛されるだけでなく自分の名前も業界で広まる可能性があります。自身にファンが付き、ゲーム業界以外でも活躍している人も多くいるわけですから、上昇志向のある人にはうってつけかもしれません。





そして本題に移りますが、過去にゲーム業界への道を諦めて他業種に進んだ人は、実務経験も無いのにゲーム業界へ転職する事は可能なのでしょうか? 結論から言えばもちろん転職出来ます。上記の見出しでも触れた事ですが、ゲーム業界は常に進化を続けている産業であり、それはハード・ソフト開発やシステムの見直し、既存コンテンツの拡張や過去タイトルのリメイク・ブラッシュアップなどが止まる事が早々ありません。それ故に他業種の例に漏れずゲーム業界も慢性的な人手不足状態にあり、大手から中小、そしてベンチャーでも募集をかけている所は多いです。


しかし「じゃあ絵が好きだしキャラデザから始めたい!」と考えてすんなり通るわけではありません。転職はキャリア重視の採用活動とされるので、就活生の時のように他者に引けを取らない情熱を持っていたとしても、過去の実績(実務経験&付加価値として学歴も)が無いと人気職・安定職に転職する事は叶わないでしょう。



では未経験者がゲーム業界に入門するためにはどうすればいいのでしょう? デザイナーやプログラマーなど高度なスキルを求められる職種に最初から挑むのは“望み薄”ですが、数多の職種の中でもゲームプランナー・デバッカー・ゲームプログラマーは未経験者でも歓迎する事が多いのです。


そして雇用形態に関しても実務経験無しに最初から正社員を目指してしまうとハードルが高くなってしまいますが、初めは“とにかく経験を積む”つもりでアルバイトや契約社員で応募してみるのと良いでしょう。特にデバッカー(ゲームの品質確認・報告書作成)は常勤のスタッフが専属で行う事もありますが、常に時間に差し迫っている忙しい環境ではアルバイトを使う事が多いので、最初はデバック処理でそこから勉強を重ねていき上を目指すという流れがオススメですよ。



転職する前に身につけておくべきスキル





たとえ“素人”でも転職からスタートする場合は、事前に業界に通じるためのスキル勉強と意識の再確認が必要になります。まず大前提として「ゲーム」への熱意・情熱が高くないと話になりません。どんな職種であろうとゲーム業界に携わる人間は、誰もがゲーム作品の面白さや進化の可能性に魅了されたからこそ、課せられたノルマや頻繁に起こるエラー、そしてクライアントの要求にユーザーのクレームに堪えて日々の業務に従事しているわけです。「自分の能力を遺憾なく発揮出来るから」と応募する人もいるでしょうが、何よりも自分の手掛ける作品に責任や愛着が無いといずれ飽きや作業感が強くなってしまいます。



さらに職種別(前述の3つの仕事)に考えていきますと、ゲームプランナーは作品の枠づくりをする時に“面白いゲーム”と並行して“採算の取れるゲーム”も考えていかなければなりません。どんなに素晴らしいクオリティーを実現出来たと考えても、世間的な評価と購買率に繋がらなければ結局ただの自己満足ですし赤字にも影響します。「面白さは大事だがどうすれば売れるのか」というビジネスの視点を持てないとプランナーとしての価値が下がってしまうでしょう。



デバッカーは地道に作業を行っていく姿勢と責任感が重要です。デバッカーでは試作段階、リリース前の製品のバグ・エラーをプレイしながらチェックし、何かあればその都度プログラマーに向けて報告書を作成するのですが、一からゲームを進めつつデザインやエフェクトなど細かな描写に神経質にならないといけません。また、不具合を見逃してしまえばリリースした後でプレイヤーからの不満が募り、作品に関わった者だけでなく企業そのもののブランドイメージに影を落とすリスクがあるので、責任感を大事にコツコツと作業が出来る人が求められますよ。



そして作品のシステム全般を担当するゲームプログラマーでは、仕事を完遂するための開発スキルが重要です。ゲーム系のクリエイターでは必須となる資格はありませんが、転職で自分の有用性をアピールするために基礎的なプログラミングを学びつつ、前もってJavaやCGエンジニア検定などを受けておいた方が安心出来ます。またゲーム業界ではUnityを用いる事が非常に多いので、忘れずに学習しておきましょう。





転職を本格的に視野に入れ、お目当ての企業を定めた時はとにかく「その企業のゲームをやり込む」事も重要です。一見するとただ遊んでいるように見えますが、ゲーム作品はその企業の特徴や強みが表れやすいので、企業研究の観点でも複数タイトルをしっかりプレイする事は無駄ではありません。それに自社のゲームをちゃんと楽しんでくれているというのは、面接の際も会話にテンポや深みが出やすいですしアピールにも役立ちますよ。


また、先ほどのプログラマーやプランナーの勉強に関してですが、独学で知見を広げる人もいますが「自分一人じゃ限界がある」とするなら、将来的な自分への投資という意味でゲーム系専門学校に入校するのもアリです。選考によって費用や卒業までの日数は異なりますがプロとして現役で働くクリエイターが講師役になってくれるので、卒業後の転職では知識や経験は独学に比べて大きく違ってきます。



まとめ



新卒採用に比べて転職はキャリアが選考材料になってしまうので、実務経験が無い状態で未経験の業界に飛び込むのは恐いですよね。しかし業務のハードルや要求水準も高めなゲーム業界でも、プランナーやデバッカーといった未経験者でも歓迎してくれやすい職種が含まれているので、実務と経験を同時に積み重ねたいと考える人はチェックしてみてくださいね。ゲーム業界は就活でも人気であり、元々ゲームが好きで「いつかチャレンジしたい!」と願っていた人が、年を重ねて泣く泣く断念したという話も聞きますので、転職を考えるなら早めに行動に起こしましょう。

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